こんにちは、鯵坂です。
12月も後半戦。忘年会シーズン真っ只中ですね。
みなさんは、ふらっと飲みに行こうとした時、「あのお店、今混んでるかな…?」って気になりませんか?
電話するのも手間だし、行って満席だったら悲しい。
そんな日常のちょっとした「気になる」が高じて、気づけばパソコンを開いていました。
「鹿児島の飲食店の混雑具合を予測するアプリ」
これを作ってみたんです。(上の画面、実際に動いています!)
といっても、これを商売にしようなんて気はサラサラなくて。
ただただ、「ずっとデータを取ってみたら、どうなるんだろう?」という好奇心が抑えきれなかっただけなんです。
「定点観測」って、なんかワクワクしませんか?
私がやりたかったのは、いわゆる「定点観測(ていてんかんそく)」です。
毎日、同じ場所、同じ対象のデータをじーっと記録し続ける。
そうすると、最初はただのランダムな数字だったものが、だんだん意味を持ち始める瞬間があるんです。
- 「やっぱり金曜日の20時はピークだな」
- 「雨の日は、意外とあそこの通りは空くんだな」
- 「給料日前は、ここが混むのか」
こういう小さな法則が見えてくるのが、パズルが解けたみたいで面白い。
役に立つかどうかは二の次で、この「変化が見えること」自体が楽しいんですよね。
職業病かもしれません
考えてみれば、これは私の本業にも通じるところがあります。
税理士として毎月の試算表(数字)を見続けること。
保育園の経営者として、子供たちの様子や職員の顔色を見続けること。
これらも全部「定点観測」です。
昨日と今日、先月と今月。
ずっと見ているからこそ、「あれ? 今日はいつもと違うな」という小さな予兆に気づけます。
今回のアプリ開発も、結局は「対象が飲食店に変わっただけ」なのかもしれません。
数字や状況の裏側にある「人の動き」を想像するのが、どうやら私は好きみたいです。
「遊び」で作ったものが、意外と役に立つ
そんな軽い気持ちで作ったアプリですが、自分の忘年会の店選びには結構役立っています(笑)。
「今は混んでそうだから、あと30分オフィスで仕事してから行こう」みたいな判断ができるようになりました。
「デジタル」は「アナログ(楽しい時間)」を守るための手段。
大げさなDXや効率化じゃなくても、こんな風に「自分の生活をちょっと便利にする」「知的好奇心を満たす」ためにテクノロジーを使うのも、悪くないですよね。
もし、このマニアックな混雑予測データに興味がある方がいらっしゃれば、こっそりお見せしますよ。
天文館で飲む時の参考くらいにはなるかもしれません。